境内のご案内
浄土庭園
浄土庭園とは仏堂と苑池とが一体として配された庭園で、
毛越寺では北に塔山と呼ばれる小山を背景として、広々とした苑地美観が展開します。
大泉が池は浄水をたたえ、その周辺には、州浜、荒磯風の水分け、浪返しにあたる立石、
枯山水風の築山といった石組みや、池に水を引き入れる遣水など、自然の景観が表されています。
日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を今に伝える貴重な庭園として、
800有余年を経た現在も、四囲の樹木の景観と相まって、なお変わらぬ美しさを見せています。
臨池伽藍跡(史跡)
「特別史跡」・「特別名勝」と、その文化価値を国から二重に指定されている毛越寺。
境内には平安時代の堂塔伽藍を偲ばせる、礎石等の遺構が多数残っています。
また、大泉が池を中心とした庭園も、平安時代の優美な作庭造園の形状を如実にとどめており、
日本庭園史上にも特に貴重な遺構として、発掘調査が行われ、旧観に復されています。
境内全体
写真上の文字をクリックすると詳しい説明がご覧いただけます。
毛越寺では多くの方に拝観が出来るようバリアフリーに取り組んでおります。
・エレベータの設置(宝物館)
・多目的トイレの設置
拝観のいろは
- 山門毛越寺の出入り口になります。まずはここで拝観券をお求めください。特別史跡・特別名勝と世界遺産の3つの額が置かれています。
- 山門札所山門を入ってすぐのお札所です。御朱印をご希望の方は、拝観の始めにここで御朱印帳をお預けください。境内を一周しても帰りに寄れる場所にあります。
- 句碑「夏草や兵共が夢の跡」少し目立たない場所にありますが、山門から本堂に向かう途中に、芭蕉真筆句碑と副碑、新渡戸稲造が訳した英文の句碑の3つの句碑があります。
- 本堂毛越寺の中心となるお堂です。本尊は薬師如来。特に健康祈願・當病平癒にご利益があります。本堂前にはおみくじも置かれています。お寺では柏手は打ちません。合掌し、拝みましょう。
- 松風庵足休めにお立ち寄りください。毛越寺限定の延年茶でほっと一息つけますよ。
詳しくはこちら - 宝物館毛越寺の歴史や平安当時の様子を知るなら、ぜひここに。